パリへの幻想を打ち砕かれて鬱になる「パリ症候群」

今もあるのか知らないが、フランスというか、パリに幻想を抱きすぎて、

いざ行ってみたときに理想と現実のギャップを知り、

鬱状態になることを「パリ症候群」というらしい。

 

行ったこと無いのでわからないが、そもそも外国にキラキラしたイメージを

抱いたことがないので、もしそういうイメージを持っている人がいたら、

確かにフランスは良くない影響をもたらすと思う。

 

伝聞だけど、

 

・便所がおしなべて汚く、公衆便所を排便目的で使う人はいない。

 (排便以外で何に使うんだと思うが、できるだけ外で便所にいかないらしい)

・上記の事情から、膀胱炎になる女性が多数発生。

・公園などそこら中で性行する。

・新年になると若者が車に火炎瓶を投げ込む事例が横行。

・スリが多い。

・すぐ人の悪口言う。

・日本だと防災訓練を学校で行うけど、フランスだとテロ対策訓練を行うくらい、

 テロが多い。

 

といったところで、負の面を挙げだすと行く気失せることしかない。

 

こういうのが、外国人から見たフランスにあてはまるだけで、

フランス国内の人にとっては過ごしやすいのかと思いきや、

フランス人自身も良いと感じていないようで、いろいろ改善した方がいいと

思っているらしい。

 

そういう情報はずっと昔からあるはずなのに、

フランス=おしゃれ、みたいなイメージは依然残っていて、

良い面だけで妄想を膨らませていると、現実を知って落ち込んでしまうのだろう。

 

 パリに限らず、これ関連の「がっかり」感は度々感じる。

 

高い金払って買ったVRゴーグルが目に合わなくて30分で酔うことが分かり、

結局使わなくなってしまったとき。何ヶ月も待って買ったゲームを始めてみたら、

ロードが長すぎてやる気起きずに放置してしまったとき。

そういうのもちっちゃい「鬱」で、思い出すと「ああ、もうやだな」と思うし、

「あのときこうしておいたらよかったな」と後悔する。

 

パリ症候群にはきっとならないと思うけど、

「昔から信じていたことが違っていた時の絶望」は結構心理的負荷かけるので、

普段から適度に疑って生きていこうと思った。